脊椎の変形や骨折から腰痛が起きる事があります。
・若い頃からテニスをしていたが、腰が痛くなり続けられなくなった。
・別に何をしたわけでは無いが、年をとってから腰が痛くてしょうがない。
・長時間車を運転する仕事をしているが、今は腰痛で動けない。
・脊椎分離症
骨と骨がつながって関節を形成している部分が骨折して分離してしまった状態。
スポーツなどにより骨に持続的な負荷がかかり、疲労骨折を起こす事がほとんどの原因です。
関節部分が骨折することで、その周りの筋肉や靭帯が関節の不安定性を支えるため、筋疲労などにより痛みなどが生じます。
・脊椎すべり症
脊椎分離症で骨折してしまった部分が体の前方へすべってしまう状態。
本来あるべき位置からずれる事で、神経を圧迫し、しびれや痛みを生じます。
・椎間板ヘルニア
背骨と背骨の間にあるクッションの役割をしている椎間板に亀裂が入り、中身の髄核からゼリー状の物質が飛び出してしまう状態。
ゼリー状の物質が背骨の周辺を通っている神経を圧迫することで、しびれや痛みを出すと考えられています。
・変形性脊椎症
背骨と背骨の間にある椎間板が老化などにより弾力性を失い変形したり、背骨自体にトゲのような突起が出来てしまう状態。
関節の柔軟性が失われる事での痛みや、トゲが神経を圧迫する事による痛みが出ることがあります。