パーキンソン病

概説


パーキンソン病は、脳の中の黒質にある神経細胞が減ることにより、ドパミンが減少するために起こる病気です。ドパミンは、運動を円滑に行うように脳からの指令を筋肉に伝える神経伝達物質です。この伝達物質が減少することで命令が上手く体に伝わりにくくなり、パーキンソン病特有の運動障害が生じます。


この病気の原因は不明です。

パーキンソン病は、中高齢者に発症し、患者数は10万人あたり100人はいるとされ、65歳以上ではさらに増加するといわれています。

 

高齢社会において、脳に関係する病気では、アルツハイマー病に次いで身近な病気といえます。

 

 

症状

 

・片側の手や足がなんとはなしに震える。

・動きがのろくなり下手になる。

・歩き方が遅くなる。

 

という症状は、パーキンソン病を疑うきっかけになります。

 

四大パーキンソン症状

 

①振戦

②無動

③固縮

④姿勢反射障害

 

 

①振戦

ふるえのことです。

 

指から始まることが多く、手、腕、脚、顎などにみられます。

親指と人差し指の腹をすり合わせる「丸薬を丸める」「お金の勘定」をしているように見えます。

 

リラックスしている状態で見られのが特徴的です。

 

 

②無動

のろくぎこちない動作になることです。

 

・瞬きが少なくなって表情が固くなったり

・声が小さくなったり

・字を書いているうちに小さくなっていったりする

 

歩き方は独特で、前かがみで顎がちょっと突き出し、歩幅が狭くなります。

 

 

③固縮

手足の筋肉が硬くなることです。

 

医者が患者さんの手や肘を持って動かすと、滑らかに関節が動かず、ガクガクした感じで動きます。

 

 

④姿勢反射障害

立っている状態で、何かの拍子で姿勢が揺らいだときに、普通は倒れずに反射的に姿勢を立て直しますがそれができずに倒れ込んでしまいます。

 

歩いているときに加速が付いて、自分の意思で止まれなくなることもあります。

 

 

 

パーキンソン病では、症状の始まり方に特徴があり、右手の震えというように、多くは片側から出現し、その後右手から右足というように広がっていきます。

 

他に、立ちくらみ、頑固な便秘、頻尿、残尿感などの自律神経症状があります。症状が進んでくると、意欲が低下したり、幻覚、妄想などの精神症状、認知症が認められることもあります。

 

パーキンソン症状を生じる原因は、80%がパーキンソン病ですが、20%はパーキンソン病と似て非なる病気があります。これをパーキンソン症候群と呼びます。

 

パーキンソン症候群には

①薬によるもの

②脳梗塞や脳出血後に生じる血管性パーキソニズム

③神経変性疾患

 

があります。

 

<注意>

上記症状が少しでも疑われるようなら、すぐに病院での検査を受けてください。

 

早期に発見出来、それに対して早期対応が出来れば症状を早期に改善出来る可能性は飛躍的にアップするはずです。

 

投薬が必要なら投薬をしながらでも、体の状態を少しでも上げる施術を併用してください。

 

進行性です。まさか自分は違うと思っている間にドンドン症状は進んでしまいます。体が改善するうちに手を打ってください。

 

過去に、この病気に苦しんでいる方を何人も見てきました。適切な施術が出来ていない方々は、皆さん年々悪化する状態になるようです。

 

 


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