自律神経失調症とは、病院で精密検査などしても特に原因が特定できないが様々な不快な症状が現れる状態。
○偏頭痛、吐き気、めまいや耳鳴り、立ちくらみなど
○胸が締め付けられる、ざわざわする、息苦しくなる
○心臓がいきなり早くなったり、脈が飛ぶ
○冬はもちろん、夏でも手足が冷える又は冷えた感じがする
○胃の調子が悪い、下痢や便秘が続く又は繰り返す
○手足が常に重だるい
○首から上に汗をかく、頭がのぼせる
○光を眩しく感じる
○長期間咳が止まらない
○喉に違和感があり、物が飲み込み辛い
○常に疲労感があり、寝ても寝ても眠い
○何でもないことにもイライラする
○疎外感や孤独感
○直ぐに落ち込む、劣等感
○ヤル気が出ない、気力がわかない
○憂鬱になる
○感情の起伏が激しい
○焦りを感じる
症状が一人一人違うように、その原因もまた一人一人違います。
自律神経のバランスが乱れるのには、いろいろな原因が複雑にからみあっていると言われています。
夜更かし、夜間勤務、子供の頃からの不規則な生活習慣など、自然な人体の生活リズムを無視した社会環境やライフスタイルが自律神経失調症を引き起こします。
仕事などの社会的ストレス、人間関係、気温や気圧などの環境の変化、パソコンやゲーム、スマホ等の過剰な脳へのストレスなどが蓄積すると自律神経失調症になりやすいです。
子供の頃からすぐ吐く、下痢しやすい、環境がかわると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいます。
また思春期や更年期、身体が弱っているときは自律神経のバランスが乱れやすくなります。
更に、ノーと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレスへの抵抗力が弱い傾向のある人も自律神経失調症に陥りやすいタイプといえます。
目まぐるしく変わる社会環境、それに付随する人間関係や仕事場や仕事内容の変化などへの不適応や過剰適応から自律神経失調症になる場合もあります。
年齢や生活環境、社会環境によっても性ホルモンは影響されます。
特に、女性も男性も更年期の時期になると体が変わり始めますので、色々な急激な体の変化が起きます。